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【おすすめホラー】あの監督が贈る、映画「ヴィジット」が不気味だった。

こんばんは。
今日はみんな大好きホラー作品のご紹介です。

ご紹介するのは、2015年、アメリカにて作られた洋画、「ヴィジット」です。

尚、下記目次の「思うこと」ではネタバレを含んでいますのでこれから見る予定の方は該当箇所をすっ飛ばしてお読みください
下の「目次」で該当箇所を押せば「思うこと」を読まずに進めることができます
ネタバレしても構わないのでどんな映画か完全に見極めてから観るか決めたい!という方はどうぞ参考にして下さい。

概要&あらすじ

シングルマザーに育てられている15歳と13歳の姉弟はペンシルバニア州にある祖父母の家で1週間過ごすことになる。
生まれて初めて会う祖父母は優しく、楽しいバケーションになるように思えた。
だが夜中になると家の中は不気味な雰囲気に包まれ、奇妙な音が鳴り響く。
この家は何かがおかしい…。

というのがこの映画のあらすじとなっております。

この作品を手がけるのは、名作「シックスセンス」やコメディ映画の人気作品「スチュアート・リトル」を作ったシャラマン監督という人です。

特徴としてこの映画はPOV形式という手法をとっており、一人物の主観的なカメラ位置で終始撮影されている作品となっています。
簡単に言うと、映画内の映像は全て主人公の持つカメラ映像で撮影されているという設定なわけです。「パラノーマル・アクティビティ」などもそうでしたね。

実は私、この手法の映画が嫌いでずっと敬遠していたのですが、知らずに見始めてしまいました…。
くそ!騙された!とも思ったのですが、意外にもスッと入り込むことが出来てしまいました。

オカうさ
オカうさ

作りこみの甘さを手ぶれなんかで誤魔化す印象は感じられなかったよ

なのでそこまで身構えることはないかと思いますが、抵抗感のある方は予めご注意下さい。

おすすめポイント

まず、作品時間が94分と比較的短いです。

120分以上あるような作品だとどうしても見る前にちょっとした心の準備みたいな物が必要になってくるのですが、これくらいの時間のものだと軽い気持ちで見始めることが出来ます。

そして、私がホラー作品で最も嫌いなことの一つがいつまで経っても怪異が何も起きないダラーっとした映像を見させ続けられることなのですが、この作品ではそれはありません。

物語序盤から気味の悪いこと、怖いことが起こり始め、退屈せずに見ることが出来ました。

この作品、ラストあたりから一気に物語が進む系の作品ではあるのですが、そういった映画ってそこまでグダグダしてて我慢して見るってことが多々あるんですよ。

だけれどこの作品にはそれが無く、むしろそこまでも楽しんで見ることが出来る作品でした。

思うこと

以下、ネタバレを含みます

この映画はホラー映画と言っても幽霊やゴーストが直接出てくる類の怖さの映画ではありません。

かと言って初めから「人の怖さ」のみに全メーターを振っているわけでもなく、呪いなの?悪魔が取り憑いてるの?という得体の知れない怖さがある作品となっております。

作品を通して不気味〜な雰囲気がまとわりついていました。

ただ、ご都合主義的なところも否めませんでした。

あまり具体的には書けませんが、物語中盤で壊れたある物が終盤前に丁度よく回復したり、それを使っての伏線回収の際などですね。

また、この作品にはいわゆるどんでん返しがあるわけですが、物語途中でそのオチに気付いてしまう人も多々いるかと思います

実際に私も半分あたりくらいから「まさかな〜」と思っていたことが後半にかけて正解の確信に変わっていった感じでした。

しかしながらそれを分かっていた上でも、いざそのどんでん返しにぶち当たったシーンは不気味でしたし、やっぱりか〜最悪だ!というスタンスで楽しんで見ることが出来ました。

というかそもそも分かりやすい伏線も多かったですし、製作側もその威力だけに頼っていたわけではないのかもしれませんね。

まとめ

100%のいいね!を与えられる作品というわけでもありませんが、時間も94分と短く、(ちなみに個人的に60分ちょいくらいの極端に短い洋画は地雷です)くだけたところもある作品なので、気楽に見ることが出来る作品だと思います。

この作品の評価
おすすめ度
(4.0)

この作品を配信しているサービス
・U-NEXT
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※執筆当時

夜中にじっくり見入るというよりは休日の夜中に彼女なんかと震えながら見てほしい作品でした。