皆さま、毎度お世話になっております。ハイパーナチュラル・中の人です。
今日はどんな人にも決して無関係とは言えない話をご紹介したいと思います。
家相という言葉をご存知でしょうか?
家相と書いて「かそう」と読みます。
今日はこの家相にまつわる怖い話と、物件選びに使える話なんかをご紹介していきたいと思います。
まず家相とは何なの?
手相からピンとくる方もいるかもしれませんが、家相とは家の方角・土地・間取りなんかを参考に吉凶を占うものです。
風水と何が違うの?と思うかもしれませんが、風水が中国から伝わってきたものなのに対し、家相はそこから更に日本独自の発展を遂げたものとされています。
後に紹介させて頂きますが、鬼門という概念もこの家相に基づくものだそうです。
また、知らなかったのですが、他には墓相や耳相なんてマニアックなジャンルもあるそうです。
こわいエピソード
現在YouTubeでも活動されているファンキー中村さんという怪談師の方の話。
簡単にあらすじを紹介すると、
ファンキー中村さんがまだ免許をとりたての頃、というからもう数十年も前の話。
いくつか年上の女性と付き合っていたのだそう。
ある日、初めて彼女の実家に招かれることになった。
丁重なもてなしを受けるファンキー少年であったが、ひょんなことからその家の下には活水脈といわれる、「まだ水が出ている井戸」が埋まっているということを知ってしまう。
なんでも家の増築の際に井戸をまたぐ形でそのまま建設を進めてしまったのだとか。
当時から家相学に知識のあったファンキー少年は、ここでふと嫌な予感がしたのだという。
というのも、人が暮らし歩いているその場所の下に活水脈を置くということ、これは家相的には大凶とされていて様々な凶事が順番に起こるとされているのだ。
具体的には狂人が出て、配偶者は家を出て行き、刃傷沙汰が起こり、幽霊が出るようになり、最後には・・・
そのシャレにならないような凶事の数々を実際にファンキー少年は目の当たりにすることになる・・・
という話なのですが、、今回ばかりはあらすじだけでなく、是非とも動画で実際にご本人の口からこの話を聞いてみてほしいです。
というのも、ファンキー中村さんの語りが絶妙なんですよね。
怪談を語る人は何人もいますが、昔っから人々を恐れさせてきた大ベテランで、個人的にはファンキー中村さんがトップクラスで好きな語り部です。
悪く言えば近所のおっちゃんが話してくれる怖い話感があるんですよ。
パーに行った時には是非とも隣に座って欲しい方です。
考察・研究
ではここでは家相における井戸の存在について研究していきたいと思います。
なぜ井戸の上に建物を置くという行いはNGなのでしょうか。
古来より日本では井戸、ひいては水それ自体が神聖な物とされていました。
というのも水は命の源であり、農耕民族である日本人にとって収穫の状況を左右する大事なファクターだったからです。
その証拠に神道では禊(みそぎ)といって心身の穢れを落とす為に水に浸かります。
罪や穢れを落とせるくらいの神聖なものなんですね。
そんな神聖である井戸を塞いだ挙句にその上で飯食って寝ようっていうんですから、バチだってここで当らずにどこで当たる!というようなものです。
ファンキーさんが動画の中で話されていた「活水脈」という言葉ですが、神道的に言い換えれば水神様の力がちゃんと及んでいる水脈という事になるのではないでしょうか。
そうすればそれが「外に出たい」とするのも納得です。
私たちも衝動やエネルギーみたいなものは発散したいと思うものですし、それを無理やり抑えつけられればストレスに感じますもんね。
そして現代社会でもその概念は受け継がれているらしく、水神上げといって井戸を塞ぐ際にはきちんとお祓いをしたりします。
怖いのは、数十年ぶりにリフォームをしようと古い家を取り壊していると長年住んでいた床下に古井戸があった、なんて話もあるそうですよ。
先代がちゃんと水神上げを済ませたこと、その井戸が活水脈でないことを祈りましょう。
今回の話とは別になりますが、神社の参道を塞ぐようにして建てられた家の住人がことごとく亡くなったという話もあるくらいですから、やはり基本的に神には触らぬ方向でいきたいものです。
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他にもあるぞ、凶相たち
井戸なんてウチには無いから大丈夫だよ〜なんて安心した方もちょっと待って下さい。
この凶相、もちろんこれだけでなく他にも沢山あります。
ここではそのいくつかをピックアップして紹介したいと思います。
対策なんかはここではあえて紹介しないので、当てはまった方はビクッとしながら眠れない夜を過ごして下さい。
1、鬼門・裏鬼門
まずはこれなくして家相については語れません。『鬼門』という言葉は有名ですよね。
現代では苦手な場所や事に対して比喩としても使われることがありますが、本来の意味としては読んで字の如く『鬼が入ってくる方角』という意味になります。転じて不吉な方角という解釈となり、家相的には最も凶な方角とされています。
鬼が入ってくる方角なんて恐ろしいですよね。
あなたが持ったそのイメージはいつの時代も変わらないらしく、かの有名な織田信長や徳川家康もこの鬼門については気を遣ったとのことです。
また、東京では皇居を守るために東京五社を置いての巨大な鬼門封じが行われています。
鬼門、現在の方角で言うと北東がこれにあたります。
反対に裏鬼門と言うのは南西を指しています。
裏鬼門と聞いてユニクロの裏起毛が頭によぎるのは私だけではないはずです。
さてそんな鬼門(北東)・裏鬼門(南西)ですが、トイレ・キッチン・玄関を設けるのは凶相とされています。
もし設けてしまうと、財産の問題・親族間のトラブル・幼児の病気・夫婦間のトラブル・疲労・努力が実らないなどと言われております。
人が思い付く限りの不幸を全て並べられた感すらあります。とても恐ろしいです。
2、吹き抜け
正直これは意外でした。
開放感があって気持ちの良い吹き抜けですが、家相においてはこれは凶相とされています。
病気やケガなど、健康面で問題があるとされています。
この界隈ではかの有名な京都・幽霊マンションも吹き抜けだったらしいです…
3、家の真ん中にある階段
こちらも同じく凶相です。というより、階段は吹き抜けと同じように考えるらしいです。
家の真ん中に階段なんて結構ありそうなものですが、物件選びの時には注意しましょう。
これは仕事の不調、自動車事故、大病、ケガなどを意味します。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は家相という日本独自の発展を遂げたものについて紹介させて頂きました。
毎回思うことなのですが、なぜこういった現象は普遍的でないことが多々あるのでしょうか?
例えば「鬼門にトイレがある場合、夫婦間のトラブルがある」という現象は何故日本でのみ生まれた概念なのか、何故この小さな島国・日本でのみ起きることなのでしょうか?
アメリカでは鬼門にトイレがあったとしてもこの夫婦間の問題は起こらずに済むのか、という話になってしまいます。
やはり迷信や単なる“先人の教え”を教訓化しただけの物なのか、もしくは単にアメリカではその真実に気付かれていないだけであって、実は夫婦間のトラブルの原因は鬼門によるものなのか、というどちらの可能性もあります。
正解は私には分かりません。
それでも一つ言えるのは、やはり昔からずっと伝え続けられているということ自体には理由があるということです。
だとしたらその理由は何なのか、、そういうことを考えることもこの世界の面白さなんじゃないかなーと思います。
話は変わるのですが、当時のファンキー中村少年が参考にしていたという本についてなのですが、是非読んでみたいと思い少し調べてみたところ全く情報が掴めませんでした。もし心当たりのある方がいれば、教えて頂けたらとても嬉しいです。