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政府も言及!首相公邸に出る幽霊の話

首相公邸の怖い話

皆さん、事件です。

現代社会では(残念ながら)幽霊、心霊、神仏の存在なんて到底認められてませんよね。少なくとも私の体感としてはそうです。
友人家族とのプライベートな間柄でもそんな物を見たと話したらこいつ、遂にイカれたのかの扱いなんだから、それがオフィシャルの場なら尚更です。
警察の発表で「被害者は壁から出てきた目の窪んだ老婆に突き落とされたものと見られ・・」なんてのは聞いたことがありません。
仮に本当にそういう得体の知れない事件が起きたとしても調書にそのまま書かれることはないでしょう。

これにはいわゆる政教分離と似た概念が働いています。非科学的なものは社会に存在しない、という前提の元に我々は暮らしているわけです。

ですがその“政”の中枢とも言えるような場所でオカルト現象は起きてしまっているようなんですよ!

それは公邸です。

なんと、日本の中枢であり、地価540万円/m2あたりの超高級地でもそんなことが起きているとはとんでもない話ですよ。オカルト待ったなしです。

教会に悪魔が潜んだり、神社にもののけが潜む…そういった一種の皮肉とも言えるような状況に私はたまらなくドキドキしてしまいます。

そもそも公邸ってなに?

出典:首相官邸

そもそも公邸というものを皆さんご存知でしょうか。
“官”邸はニュースなんかでもよく聞きますが、“公”邸の方はあまり聞き馴染みがありません。
そこでちょっと調べてみました。

簡潔に違いを説明すると、
官邸は総理大臣が仕事をするところ。公邸は総理大臣が住むところだそうです。
ちなみに官邸と公邸をまとめて官邸とする場合もあるそう。

ちなみにこの公邸、現在は2代目らしいのですが、初代の建物(旧公邸)をそのまま50mほど南に移動させただけの物だそうです。
移動させた後に修復などの作業が行われはしたらしいのですが、旧公邸と公邸の建物自体は同じらしいです。

「ライト風」と呼ばれる建築様式。

出典:首相官邸

ではなぜそんな建物に良からぬ噂がたつようになったのか。

それはこの公邸にまつわる血生臭い歴史と、数々の総理大臣やその関係者たちの証言があるからだそうです。
そして2021年現在、首相である菅さんも、前総理大臣である安倍さんもそんな公邸への入居を頑なに拒否しているとのことです。
誰も住まなかったとしても年間の維持管理費だけで1億6000万円もかかるというのに!!

更にこの事は、なんと、総理大臣公邸に関する質問注意書の中でも正式に議題にあげられたことがあるそうです。
当然、「承知していない」との答弁が閣議決定されたそうですが、その他にも菅義偉総理大臣は官房長官時代に記者会見にて「そういった気配を感じた事はあるか?」という質問に「言われればそうかな、と思う」との返答をされたそうです。

私は散歩が趣味なこともあり何回かあの辺りを歩いたこともあるのですが、日本の中枢ということもあり、警察車両や警官が大量に配備されておりとても物々しい雰囲気が漂っている場所です。
周りは高層ビルに囲まれて、一見非科学的な物が入り込む余地なんて無いように見えるのですが…。

エピソード

それではここでそんな公邸にまつわるエピソードをご紹介します。

  • 安倍元首相が公邸に引越さない理由として「幽霊が出るから嫌なんです」の発言
  • 菅義偉官房長官(当時)が「怪しい気配を感じることがある」という旨の発言をする
  • 鳩山由紀夫元首相のファーストレディーである鳩山幸さんが幽霊を見たらしい

また、旧公邸時代には

  • 真夜中にザッ、ザッ、ザッという軍靴の鳴る音が聞こえる
  • 中庭の木陰から軍服姿の男がジッとこちらを見ていた
  • 森喜朗元首相が就寝中に複数の軍靴の音を聞く。寝ている自分の部屋のドアの前で止まったので開けてみるとそこには誰もいなかった。
  • その話を森喜朗元首相から直接聞いていた小泉純一郎元首相が入居前にわざわざ神主を呼んでお祓いをした。
  • 羽田孜元首相のファーストレディーである羽田綏子さんが「何か胸を圧せられるような異様な雰囲気」を持つ建物と形容

なんてエピソードがあるようです。
結構数が多くてびっくりします。

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原因と考えられているもの

では何故そんな場所でこんなどえらいことが起きてしまっているのかと言うと、それは五.一五事件・二.二六事件があったからだと言われています。
どちらも軍人が起こしたクーデターで、
五.一五事件では当時総理大臣の犬養毅が、二.二六事件では松尾伝蔵という人と警備の警官数人が公邸で亡くなっています

第29代内閣総理大臣 犬養毅

出典:Wikipedia

だから軍服姿の幽霊が出たり、軍靴の音が鳴るということなのでしょうか。

ただ正直これらの話を聞いて思った事は、幽霊の話自体は恐ろしいのですが、現代では全く想像の出来ない事件のインパクトが強すぎて意識が全部そっちに持っていかれてしまうなという事でした。
学生時代に習った記憶はあったのですが、大人になって改めて聞いてみると凄い話です。

さいごに

どうでしたでしょうか。

冒頭でも述べたように、「絶対怪異なんて起こらないだろうという場所で起きてしまった」系の話に私はドキドキしてしまいます。
特に政府関連施設でのそう言った現象の話を聞くと、おやおや^^となってしまいます。

しかし個人的に思うのは、森さんなんか肝の座ってそうなイメージもあったものですが、やっぱり幽霊怖いんだなってことですね(笑)

ただこの公邸1929年に設立されたということで大分ボロくなっていたのも事実だそうです。
一説によれば旧公邸時代にはゴキブリやネズミが出たりもしていたそうな。
そんなところに政治家が住みたがるのかと言われれば確かに疑問の余地が残ります。

ですが2005年に綺麗な状態に改修されたにも関わらず、未だにそういった話が第一線で噂されたり、安倍さんや菅さんの発言があったことも事実です。

まあ何にせよ個人的にはやっぱりこういう話が好きなので、火のないところに煙は立たないのでは!と思いたいですね。

以上、そんなお話でした。